今回のテーマは「スズメとムクドリの習性について」です。

 

スズメについて

  • 01.特徴:成鳥は頭部が赤茶色、背中は褐色で縦に黒斑があり、翼に2本の細い白帯がある
  • 02.すみか:農耕地から都市部などの人の生活の傍で見られる
  • 03.営巣場所:人の身長よりも高い位置雨樋、屋根の隙間など狭い場所を好む
  • 04.エサ:食性は雑食性で、イネ科を中心とした植物の種子や虫を食べる
  • 05.繁殖:繁殖期は春から夏で、一年で1回~2回。人の生活の傍で繁殖を行う
  • 06.寿命:野生のスズメは1年~2年と言われているが 実際は1年以内

 

01.特徴/02.すみか/03.営巣場所

都心では見かけなくなったスズメ

地上では両足で飛び跳ねて(ホッピング)素早く移動します。

飛翔は直線的ですが、急に飛ぶ方向を変えたりすることができます。

 

04.エサ/05.繁殖/06.寿命

スズメの巣は藁で作る

夏から秋にかけて、街路樹などに数十から数百羽が集まってねぐらを形成します。

その年生まれの若鳥が多いとされますが、若い個体だけでなく成鳥もまざっています。

 

ムクドリについて

  • 01.特徴:スズメの一種ですが、体長は約24cmでスズメよりやや大きい
  • 02.すみか:農耕地、公園、庭園、林、牧場、果樹園、ゴルフ場など植物、樹木があるところを好む
  • 03.営巣場所:木の洞や人家の軒先などの穴に巣を作る
  • 04.エサ:食性は雑食性で、イネ科を中心とした植物の種子や虫を食べる
  • 05.繁殖:繁殖期は春から夏で、一年で1回~2回。一夫一妻制
  • 06.寿命:平均寿命は5~7年くらいだと言われています。20年生きる個体もある

 

01.特徴/02.すみか/03.営巣場所

日本全域に生息

ムクドリはもともとは、農作物に害を及ぼす虫を食べる益鳥とされていました。

平均的なムクドリの家族(親2羽、雛6羽)が1年間に捕食する虫の数は百万匹以上と研究されていました。

昔は害虫を1匹駆除するのに1円かかるといわれていたため、

ムクドリ1家族で年間に百万円以上の利益を国家にもたらす「農林鳥」とたたえられたほどでした。

 

04.エサ/05.繁殖/06.寿命

ムクドリは集団で行動する

生息環境の破壊により都市に適応して大量に増殖しています。

時には数千羽以上いると思われる集団は、うるさい泣き声と共に、大量の糞を落とします。
夜が遅くなるとぴったりと寝静まるのも特徴です。

 

いかがでしたでしょうか?

 

小野鳥の彼らは小さな隙間でも侵入できるので、防鳥対策を行う場合は注意が必要です。

鳩やカラスと同じ対策を行うと、効果が全く得られません。

ネットの目幅は小さいものを。防鳥ピンは、ピンとピンの隙間に入り込むためお勧めしません。

 

フジナガでは、小野鳥対策にはBF3バードネット15を使用する事が多いです。

ネットの目幅だけではなく、取付金具の間隔も小野鳥に合わせたピッチにしなければいけません。

鳥害対策を長年行ってきたフジナガでは、適切なプランをご提示するのでご安心ください。

 

見た目はかわいらしいスズメ、ムクドリですが、群れでいる事が多く鳴き声での騒音被害が問題になっています。

鳩やカラスだけでなく、鳥類全般の対策は是非フジナガでご検討ください。

これからも鳥と人とが住みやすい環境作りに邁進してまいります。